土間打ち

 もう一つ施工例として土間コンクリートの打設をご紹介します。土間打ちと言いますが、表面を仕上げてそれだけでも床仕上げになりますし、タイル貼りや石貼りの下地としても必要です。またコンクリートの手練はブロックの基礎など強度が必要で、コンクリートの量が少ない時に必要な作業なので、知っておいて損はありません。

 施工例は既存の土間から新しい玄関ポーチまでのアプローチの下地です。仕上げとして土間コンクリートの上にタイルを貼る予定です。
 予定された位置の土を鋤き取ります。鋤き取る深さは、予定されたしあがりの高さからタイルの貼り厚と土間の厚み砕石の厚みを逆算した深さです。ここではコンクリートの厚みを8センチにしました。
 周囲を貫板で枠組みし、中にワイヤーメッシュを敷きます。このくらいの枠組みはそれほど力を受けませんが、一般にコンクリートの枠組みはコンクリートの重みを支えるだけの強度が必要なので、非常に技術のいる作業です。特に生コンを使う時は、一端型枠が分解すると大変な状況になるので、素人が行うのは危険です。
 ワイヤーメッシュの太さとコンクリートの厚みで土間の基本的仕様が決まります。エクステリアのでは人間だけが通るようなアプローチでは今回のように厚み8センチで10#のメッシュを敷きます。車が載るような土間では厚みを10センチにし、6ミリのワイヤーメッシュを敷きます。必ずしも庭で守る必要はありませんが、ハウスメーカーなどで施工するときの通例です。
 職人に聞いてみると、コンクリートの配合は、セメント:砂:砂利が1:2:3だと言われます。実際にはそんなに砂利は入らないのですが、目安にしてください。もちろん構造計算されるようなコンクリート構造物は管理された生コンを用いますから配合をこちらで決めることはありません。

 はじめに砂とセメントを練っておきます。

 次に砂利を加えて更に練って出来上がりです。写真では電動の攪拌機を使っていますが、スコップや練鍬で練る時も手順は同じです。
 均しながら端からコンクリートを入れていきます。枠の高さを土間仕上げと揃えておくと作業が効率的です。
 表面をきれいに均して打設完了です。一日以上養生期間をおいて型枠を取ります。

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