レンガ

 ガーデニングに限っていえばセメントの次に知っていてほしい建築資材はレンガです。

 レンガは素人でも扱える大きさで、そのまま地面に据えて花壇の縁取りにすることもできますし、モルタルで積み上げればちょっとした壁も作ることが出来ます。また同じ素材で床仕上げを作ることも出来ます。

 日本工業規格(JIS)で定められた普通レンガの大きさは、210*100*60oですが、最近は輸入のレンガが多く出回っており、積み上げて壁を作るための積レンガでは230*110*76oくらいの大きさのものも良く見かけます。こうした積レンガでは、補強の鉄筋を通すための縦穴が開いているのが特徴です。

 それに対し敷きレンガは230*112*50くらいのやや平べったい大きさのものが多く、見られます。

 ホームセンターなどでは多くの輸入レンガが扱われており、大きさも価格も幅があります。価格の安いものは大きさが小さく焼きがやわらかい傾向があります。

 レンガに限らず水を吸いやすい素材はその水分が冬季に凍結し、表面が薄く剥離する傾向があります。それがレンガが風化する原因です。レンガの風化はレンガの特徴でもあり、古びたレンガは時を重ねた雰囲気を出すのに適した材料です。そのため風化した形状のレンガも実際に再利用された古レンガも多く流通しています。

 レンガで壁や塀を作るには積み上げるのが基本ですが、地震の多い日本では高い塀を建てるためには鉄筋で補強しなければ危険です。メーソンリーという構造的に特殊なレンガを使いますが、ガーデニングの世界で使うことはありません。プランニングを行うときに例えばレンガで花壇を積み上げるとすれば、鉄筋で補強したとしても高さ1mくらいが限界だと思ってください。それより高い壁を積み上げたければ壁を厚く作る必要があります。壁厚が2倍になるとコストも2倍になりますから、高さのあるレンガの壁はかなり単価の高い工作物ということになります。

 そんなことも原因して最近見かけるレンガ仕上げの建物は、レンガを積み上げるのではなく、薄くカットしたレンガをタイルと同じ工法でブロックやコンクリートの壁に貼り付ける工法を取っています。そうすれば高い壁もレンガ仕上げで作ることができますが、素人ができる仕事ではなくなります。

参考 深川建材株式会社

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