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石材 庭で使われる石材としては、何かしらの加工をされた石材と和風庭園に使われるような自然の石そのものに分けられます。 加工石材 板石:日本工業規格(JIS)による板石の定義は厚さが15センチ未満で、幅が厚さの3倍以上の板状の石材ということになり、通常、直方体の石材をさしています。庭で比較的なじみのある種類としては御影石や白河石、大谷石などがあります。 御影石と白河石は主に床材として利用されますが、大谷石は組積材として良く使われました。大谷石は石材の中では比較的軽くてやわらかい材で、耐火性能が高く組積材としてよく使われました。ただ専門業者を使わないと地震に対する補強がしにくく、近年はあまり使わられません。吸水性が高いので風化防止剤を使わないと風化しやすく、土に直接触れる部分には敬遠されがちでした。でも古びた景色をつくりたい場合などでは積極的に使われるケースもあります。
参考 有限会社 石勘 この種の板石はどれも重量があり素人が簡単に加工するわけには行きません。それに対し、自然に薄く割れる性質の石材を利用した板状の石が多く輸入されています。 石貼りの仕上げとしては、タイルのように規格化された石材を貼り詰める方法の他に乱形のまま目地を合わせて貼っていく乱貼り、大きさの異なる長方形を組み合わせて貼っていく方形貼りなどがあります。また壁面の仕上げとして石材の小端(こば)だけを見せて貼っていく小端積などがあります。
石の種類も色も選択肢が広いので庭のイメージに合わせたものを選ぶことができます。 鉄平石:鉄平石は安山岩の一種で、古くから国内で産出されていたので、ある意味で入手しやすい石材です。乱貼りはもちろん小端貼りや方形貼りの材料がそろうのも鉄平石くらいです。濃いグレーで、落着いた仕上がりになります。
コッツウォルド:洋風のガーデニングで低い土留などに使われる石としては、英国のコッツウォルド産の石が知られています。明るく乾いた茶色で、イングリッシュガーデンの景色を作るには持ってこいです。ただ名前ほどは流通していないので、それらしいブロックなどで代用することの方が多いかもしれません。 ジュラストーン:硬質の石灰岩で、明るい茶色をしています。ジュラストーンというのは商品名で、扱う会社によってソルンフォーヘンとかライムストーンと呼ばれています。シダのような模様が特徴的です。 ピンコロ:加工石材の一種で9センチ角くらいのサイコロ形の石材をピンコロと呼んでいます。花崗岩からできているものが主だったのですが、輸入されるようになって色数も多くなりました。花壇の縁取りや土間の見切り、敷き詰めて床仕上げなどに使います。小舗石(しょうほせき)とも呼びます。
本来、石材などはその地方で産するものを使うのが本当で、輸入されるからといってむやみに外国産のものを使うのは、スタイルを真似ているだけではないかという考え方もあるでしょう。でもプロのプランナーとしては、そういう引出しも用意しておくべきだと思っています。どの引出しからアイデアを出すかは、お客様との関係で決めていけばよいことです。 自然石 和風庭園で使われる自然石は、主に景石と飛石です。飛石は必ずしも自然のままというわけではなく、大まかな加工をした割り石の一種ですが、景石と飛石には和風庭園独特の共通した価値基準が当てはまるので、一緒に説明します。 景石は景色の中にポイントとして置かれる石ですが、古びたものほど造園的に価値があるとみなされます。これは和風庭園の底に侘び、寂びの価値観があるからだと思いますが、石面のコケむした部分などは大変大事にされます。石の種類にしても色や質感が時代を感じさせるものほど喜ばれ、テカテカしたようなものは好まれません。 飛石や石灯篭などの石造物も同じで、大きくても出来上がったばかりのように見えるもには、造園的な価値はありません。もっとも石造物の本物の価値は鎌倉時代以前の物にしか認められないので、いかに古びたように作られているか、というところが評価の基準になります。 飛石は、飛石に使える自然の石を持ってきたという感じがもっとも望ましいあり方だと思います。ですから飛石の形が揃っていない方が、かえって景色を作りやすいものです。残念ながらそういう飛石を手に入れることは大変難しいのが現状です。 ホームセンターなどで流通されている飛石は、新鞍馬と呼ばれている石の種類で、薬品で赤茶色く色を付けされたものです。 参考 (株)揖斐川庭石センター
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