◆御霊祭(みたままつり)◆


◎時は大正。羽生(はぶ)村は山々に囲まれた、
天にもっとも近い処にあった。

この村には「紅葵伝説」がある。
遙か昔、この村は魔物に苦しめられていた。
ある日、二人の侍が一夜の宿の礼にと
その魔物を退治した。
喜んだ村人は二人の偉業を讃え
毎年「紅葵祭」を行うようになった。


大正2年夏、少年二人が滝の傍で命を落としてしまう。
通夜の夜、亡くなったはずの二人がお互いを求めあう。
呪を唱え制止する住職に彼らは叫ぶ。

「違えるのか?」と。

その言葉の意味するものは!?




◇◇人物紹介◇◇
久世士幌(くぜしほろ)
14歳。冷静沈着な優等生タイプ。物静かだが、喧嘩はめっぽう強い。みんなから信頼されてる。熱真とは幼なじみ。甘党。
柏木熱真(かしわぎあつま)
14歳。自分に素直な直情型。明るくていつも元気一杯。少々つっぱしり気味?女の子大好き♪
涼月(りょうげつ)
清流院の住職。「紅葵祭」を取り仕切る為、毎年大忙し。長老・他村人から信頼されている。実は結構酒好き。
長老
羽生村の長老。村人から絶大なる信頼を受けている。ハナ婆さんの次に長生き。結構おちゃめ?
波田(はた)
士幌・熱真と同年代。素行不良。オレ様性格。二人が目障りらしく、排除しようと色々画策。
熱真母
可愛らしい少女のような性格。早くに夫を亡くしたせいもあって、熱真を溺愛。破天荒な性格の熱真でさえ母には勝てない…。
士幌母
物静かで上品な性格。いつも微笑んでいる。息子士幌を「士幌さん」と呼ぶ。
葵一青(あおいいっせい)
魔物を退治した侍の一人。羽生村の村人によって讃えられている。
紅銀朱(くれないぎんしゅ)
魔物を退治した侍の一人。羽生村の人々によって讃えられている。