これはおまけの無意味なページです・・・

お帰りになるかたはこちらから、戯言につきあってくださる方は

どうぞお読みください!

おまけ第2弾

さすらいのバイエルンぴよきち

♪  ♪  ♪

ぴよきちはドイツ語使いだ。

大学ではフランス語を取っていたが、今となっては

ケーキ屋でケーキの中身を推測する位の役にしか立たない。

96年1月、ぴよきちは固い決意と共に「ドイツ語学校」へ。

その年の夏、いよいよ生まれて初めて「ドイツ語圏」へ行くのだ。

絶対にしゃべれるようになってやる!!

ぴよは知っていた。週2回程度のレッスンでは無理なことを。

だって、フランス語は大学で2年、日仏で2年もやったのだ。

でも、「ガトーフレーズ」ぐらいの役にしかたっていない。

「今度こそ・・・」

経費節約のため、夏期講習会もすべて英語でFAXで予約した。

宿もとった。すべて自力だ。旅行会社に払う金はない!!

3ヶ月の集中コースと、3ヶ月の週2回レッスンの後、

ドイツのゲーテでも講習を受けることにした。

その名も

SUPERINTENSIV

ずーぱーいんてんしーふ

なにしろsuperなのである。

2週間で1コース終わっちゃうのだ。

朝の8:30〜夕方5:30まで!!

時間のあまりないぴよにはぴったりだ!!

しかし、どこのゲーテでもやっているわけではなかった。

確か、ドイツ全土で2カ所。

知り合いがいる、という理由からMUENCHENを選んだ。

ここで、ぴよきちの運命は決まった・・・・

ミュンヒェン・・・・・ビール屋ではない。

ドイツの南、すっごく南にある大都市。ほとんどスイス。

当然「なまってる」

ゲーテ・インスティテュートのヒトは絶対に否定する。

でも、絶対にそうなのだ。

先生もなまってる!!

授業中は大丈夫なのだが、雑談していると「なまる」!

町に出ればそこはバイエルン語の天地。

なまるな、という方が無理な相談なのだ。と言うより、

「これがドイツ語なのね」と初心者が思いこむのも無理はない。

ぴよは適応力ゆたかに、急速に「バイエルン化」していった。

ぴよはときどき外人さんとお仕事をする。

「何語で話す?」と当然のようにヨーロッパ人は訊いてくる。

"Deutsch! Bitte!"

お話しすること数分。。。。必ず訊かれる。

「ドイツのどこで勉強したの?」

プルーンと言う果物がある。生もなかなかうまい。

ドイツではポピュラーな果物で、ケーキも素晴らしくイケル。

そのものは八百屋さんで「Zwetschgen」という名で売られていた。

ケーキは「Zwetschgenkuchen」だ。

とにかく、ミュンヘンではそうだ!!!絶対そうなの!!

ある時、新国立劇場の稽古場で差し入れに「Zwetschgen」が!

やったー!ほくほく!!

そこへ、合唱指揮のおじいさまがやって来た。

ぴよは得意げに言った。「Zwetschgenいかがですか?」

そうしたら、自分はウイーン少年合唱団出身で、

バリバリのオーストリアなまりのその方はのたまった。

「どこでドイツ語をならったの?」

「これはPflaumeと言うのですよ」

なんだよー!きいてないよ〜

しかもそれを、さらに思いっきりなまってるウイーン人に

教えられてしまった・・・・

ちょっとした発音やアクセントの違いはわかってたけど、

まさか物の名前まで違うなんて反則だよ!

泡立てた生クリーム、標準語ではSchlagsahne

オーストリアではSchlagober

スイスに行ったらSchlagrahm

いったいどういうこと??

ぴよの挨拶はいつでもGruess Gott!

学校で習うのはGuten Tag!

でも、Gruess Gott! は、時間を問わず使えるのだ。

芸能人の「オハヨウゴザイマス」といっしょ。

去年ケルンに行ったら、一緒にいた友達に

「お店に入るときGruess Gott! っていうのやめて〜」

と言われて、「よ〜し。今日こそは標準語で話すぞ!」と

一生懸命「Guten Tag!」を練習して出かけた。

あるお店に入るなり「Guten Tag!(こんにちは!)」と

元気よくご挨拶。やればできるじゃないか〜、と思ったら

「Guten ABEND!(こんばんは)」と言われた。

夕方5時過ぎだったのだ。もう、ドイツ人てば正確なんだから。

以来ぴよは「バイエルン出身」と開き直って

激しくなまったまま元気に暮らしているのであった。

慣れないことはしてはいけないのだ。

でも、ドイツ人からみたら、私って

ダニエル・カール?

♪  ♪  ♪

ENDE

お疲れさまでした・・・出口